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遺言書があるときの法定相続人は?

遺言書で相続人が指定されているとき、法定相続人は誰に決まるんでしょうか?
このとき、実は遺言書の内容が優先されます。
たとえば、親族でもなんでもない方にすべての遺産を譲ると書かれていると、その方が相続人に確定するんですね。

法定相続人は法律で決まっている権利で、故人の意思でも変えられないように見えるかもしれませんが、あれは遺言がない場合の決まりです。
故人がきちんと遺言を残して亡くなった場合、そちらの内容が優先なんですね。
ですから、普通なら最優先の法定相続人に決まる故人の子供でも、遺言書で別の相続人が指定されている場合、通常通りの相続はできません。
このようになっています。

ただし、遺言書の中で別の誰かが遺産相続人として指定されていれば、本来の法定相続人はまったく一切の相続ができないわけではないんです。
まず第一に、その遺言書が有効かどうかが問題です。

有効な遺言書にはポイントがあり、その基本中の基本となるのが、その客観性です。
誰がどう見ても、誤解の生じる余地がない遺言書になっていることが必要で、曖昧さがある遺言書は効力がない場合もあります。
たとえば「家政婦に遺産を譲る」と一言だけ書かれていた遺言書では、イマイチなんです。
家政婦とは誰のことか、これだけではわかりませんし、譲ると書かれているその「遺産」も何をどれだけ指しているのか不明です。
このような遺言書の場合、故人の意思を確認できないとして、その遺言書自体が無効となる場合もあります。
その場合、遺言書がなかったときと同じように、故人の親族の中で優先順位の高い法定相続人が、遺産を受け取ります。

また、仮に効力の強い遺言書が残されており、親族以外の誰かがすべての遺産を相続できる場合でも、本来の法定相続人には遺留分という法律の保護があり、ある程度は遺産を相続できます。
その割合はやや低くなりますが、故人から遺産を受け取ったその方に法定相続人としての権利を主張すれば、法律で定められた最低限の割合までは遺産を受け取れます。

このように遺言書がある場合、それは優先されますが、法定相続人もある程度の相続は保護されています。